インストールと起動
Windows + NVIDIAのグラフィックボードの場合
ComfyUI 本体と実行に必要な Python 等必要なプログラム、さらに必要なモデルすべてひとまとめにした Windows 用配布パッケージを用意しました。ファイルサイズが非常に大きい(約 26 GB)ので、 ストレージの容量や通信量に気を付けてください。
こちらを クリックしてダウンロードしてください。ComfyUIGradio をインストールしたいフォルダにファイルを 移動させ、右クリックしすべて展開を選びファイルを展開してください。
実行
ComfyUIGradio
フォルダを開き、ComfyUI_windows_portable
フォルダを開いてください。
run_nvidia_gpu.bat
をダブルクリックして ComfyUI を実行します。
黒画面に文字が表示されるターミナルと、ブラウザ上でComfyUI 標準の UI が起動します。ブラウザの方は 閉じてもかまいません。
次に ComfyUIGradio
フォルダに戻り、中の ComfyUIGradio
を開き、run_comfyuigradio.bat
をダブル
クリックしてください。 ターミナルで ComfyUIGradio が起動し、ブラウザが開かれます。
終了方法
ComfyUI のターミナルと ComfyUIGradio のターミナルとブラウザを閉じてください。
Linux の場合や手動でインストールする場合
ComfyUI のインストール
公式サイトなどを 参考に ComfyUI をインストールしてください。
Radeon についてはRadeon 7800 XT のメモ も参考にどうぞ。
カスタムノードは、ComfyUI-GGUFとComfyUI-DepthAnythingV2を使うので、
これらをgit
でインストールしてください。
ComfyUI
フォルダ以下で
cd custom_nodes
git clone https://github.com/city96/ComfyUI-GGUF
cd ComfyUI-GGUF
pip install -r requirements.txt
cd ..
git clone https://github.com/kijai/ComfyUI-DepthAnythingV2
cd ComfyUI-DepthAnythingV2
pip install -r requirements.txt
cd ..
ComfyUIGradio のインストール
python 3.13 と git をインストールしてください。
git
でファイルを取得し、venv
でPython環境を構築して有効にし、pip
で必要な
モジュールをインストールします。
git clone https://github.com/asfdrwe/ComfyUIGradio
cd ComfyUIGradio
python3.13 -m venv venv
. venv/bin/activate
pip install -r requirements.txt
実行
ターミナルで ComfyUI を起動してください。別のターミナルで
python app.py
で ComfyUIGradio を起動してください。
終了方法
ターミナルで Ctrl+C を押して、ComfyUI や ComfyUIGradio を終了させてください。
Radeon での動画生成の注意点
Fedora 42 + Radeon RX 7800 XT は ComfyUI の動作がいまいちです。
画像生成の場合、ComfyUI を --use-split-cross-attention --force-fp16 --fp16-vae
付きで起動しないと
VAE デコーディング時に VRAM 不足でタイリングになる場合があるので生成が遅くなります。
また動画生成の場合、ComfyUI を --use-quad-cross-attention --force-fp16 --bf16-vae --lowvram
付きで
起動しないと VRAM 不足になります。
実行コマンド例:
python main.py --use-quad-cross-attention --bf16-vae --lowvram --force-fp16 --auto-launch
また、動画生成時、何度も Wan モデルのロードしようとすると、モデルのロードで動作が止まります。 ComfyUIGradio では使えるようにしていませんが、LoRA を切り替える場合も、Wan モデルのロードで動作が止まります。 ComfyUIGradio2 で利用できる High と Low の 2 つのモデルを使う Wan 2.2 も切り替えの際のロードで止まるので うまく動かせていません。
起動オプション
ComfyUI を別のマシンで動かしている場合、次のオプションで接続できます。
- --server_addr ComfyUIを実行しているマシンのIPアドレス
- --server_port ComfyUIを実行しているポート番号
Windows の場合エディタでrun_comfyuigradio.bat
のpython app.py
の箇所を次のように修正してください。
python app.py --server_addr ComfyUIのIPアドレス --server_port ComfyUIのポート番号